以前も私のfacebookかどこかで紹介したことがあるのですが、、、
オーストラリアの鍼灸事情。
知りたい方が多いと思います。
acupunctureについては下記の論文によくまとまっています。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2213422014000420
オーストラリアの鍼術は中医学に基づき(中国系中医師が中医師の大多数)、中医薬の資格も取得して同時に実践している中医師が多いです。
灸については、鍼とセットではありません。
オーストラリアではシアツセラピスト(あえてカタカナなのは意味があり、日本の指圧とは別物)が灸(棒タイプ)の使い方を学び、シアツと同時に施術することが多いです。
透熱灸や知熱灸を学び、鍼師やシアツセラピストに指導するオーストラリア人講師(鍼師)がいます。
一般的にオーストラリアで鍼師が灸を使うとしたら、acupunctureの時に灸頭鍼で使ったり、ホームセラピーとして患者に棒灸(中国製の煙モクモク製品)を勧めたりします。
ここでは「オーストラリア」と言い切って書いていますが、オーストラリアには5つの州と2つ(以上)の準州があります。地域によって文化や風習が違い、学べる資格や大学のレベル、一般の人の鍼の受入度が違ってきます。
上記の論文にある、州ごとの統計を見てみてください。
ちなみにオーストラリアには大学の数自体、日本に比べるとめちゃくちゃ少ないですが、鍼を学べるコース(学部)はさらに少ないです。